ランニングやジムでの運動中に、イヤフォンで音楽を聴く人も多いのではないでしょうか。また、エアロビクスやダンスなど音楽に合わせて体を動かすと、楽しくてあっという間に時間が過ぎますよね。音楽を聴きながら体を動かすことで、心身共に嬉しい効果がたくさんあります。運動と音楽には密接な関係があるのです。好きな音楽を聴きながら、楽しく体を動かして、心も体も健康になりましょう!運動と音楽が心身に与えるメリット運動と音楽は、切っても切り離せない関係で、大きな関わりを持っています。耳から入ってきた音楽は脳へと伝わり、全身に影響を及ぼすのです。音楽を聴きながら運動をすることには、4つのメリットがあります。1.運動効果を高める音楽のリズムによって、運動効果を高めることができます。パフォーマンスの高いスポーツ選手ほど、リズミカルに動いている印象はないでしょうか。効果的に体を動かすためには、心拍や呼吸、運動の3つのリズムをうまく調和させなければなりません。脳が3つのリズムを理解して、体の動きに影響を与えるためです。音楽を聴くことで、運動のリズムを取ることができ、運動効果をあげることができます。2.運動を持続することができる音楽を聴きながら運動をすることで、運動を持続することができます。ブルネイ大学のコスタスカラゲオルギス博士は、30人の被験者に、音楽に合わせて運動をしてもらう研究を行いました。音楽は、モチベーションが上がるようなロックやポップミュージックを使用したそうです。研究の結果、運動持続時間を15%長くすることが可能だと分かりました。運動を始めてもすぐに辞めてしまう人は、音楽を聴くといつもより長く運動できるかもしれませんね。また、研究では運動を楽しいと感じる人が増え、運動が終わった後、運動に対するイメージが良くなった人が多かったそうです。好きな音楽を聴きながら運動することで、気付いたら時間が過ぎていたなんてことがあるかもしれませんね。音楽を聴きながら運動をすることで、運動時間を15%長くすることが可能です。Jog To The Beat: Music Increases Exercise Endurance By 15%3.運動による疲労感を軽減する音楽を聴きながら運動をすることで、運動による疲労感を軽減することができます。音楽に集中すると、激しい運動をすることで感じる疲労感や苦痛を感じにくくなるそうです。好きな音楽を聴くと、脳内報酬系という脳の中の快感に関わる分野が活性化されます。ドーパミンが大量に分泌され、気分が良くなり、運動によって感じる疲労感をやわらげることができるのです。運動を苦痛と感じる人でも、お気に入りの音楽を聴きながら行うことで、楽しめるようになりそうですね。音楽を聴きながら、疲労感や苦痛を感じることなく、楽しく運動しましょう!4.リラックス効果音楽を聴きながら運動をすることで、リラックス効果を得ることができます。自律神経は、交感神経と副交感神経で成り立っていますが、運動を行うと交感神経が活発になり、副交感神経の活動は低下します。東北大学大学院医学系研究科は、音楽と運動の関係性についての研究を行っています。26人を対象に何もしない人、気分を落ち着かせる音楽を聴きながら座っている人、運動を行う人、音楽を聴きながら運動をする人の4つのグループに分けました。音楽を聴きながら座っているグループは副交感神経が活発になり、運動を行うグループは副交感神経の活動が低下したそうですが、音楽を聴きながら運動をするグループの副交感神経は、開始前と変わらなかったそうです。気分を落ち着ける音楽を聴きながら運動をすると、自律神経の活動を調整し、副交感神経を活発にすることができるのです。副交感神経が活発になると、リラックス効果を感じられます。また、運動をした後に交感神経の興奮状態がおさまらなくなることで、動悸や息切れ、胸の圧迫感や痛み、不整脈などが起こってしまう可能性があります。音楽を聴きながら運動をすることで、心臓の動きが安定する可能性もあるという研究結果も出たそうです。運動によるストレスを感じないためにも、音楽を聴きながら運動しましょう!※音楽で運動後の心疾患リスクを減らす可能性音楽は運動後の副交感神経活動の低下を和らげる運動にオススメの音楽運動をするときに聴く音楽は、どんな運動をするのかに合わせて選ぶようにしましょう!早く激しい音楽を聴くと、体の動きも早く激しくなり、ゆったりとした音楽を聴くと、ゆっくりソフトな身体の動きをすることができます。また、一定のリズムを刻む音楽を聴くと、ペースをコントロールすることができますので、ランニングやウォーキングにオススメです。自然と音楽のリズムに身体が合ってくるそうです。いつもより早く走りたい時は、わざと早いテンポの曲を聴くといいかもしれません。1分間に刻むテンポの数であるBPMで音楽を選ぶと良いそうです。初心者は140〜160BPM、中級者は165〜170BPM、上級者は175〜180BPMがオススメです。走るペースに合わせた音楽を選択できる専用の音楽サイトもあるそうですので、ぜひ利用してみてください。自分がしたい運動に合わせて、音楽を選ぶようにしましょう。カラオケにも運動効果がある音楽を聴くだけではなく、歌うことにも大きなメリットがあります。カラオケに行くと楽しい気持ちになり、ストレスの解消ができますよね。カラオケで歌うことで、脳内が刺激されて、エンドルフィンやドーパミンなどの脳内ホルモンが活性化されます。脳内ホルモンが活性化すると、元気になることができ、若返りや認知症予防にも効果があるそうです。人前で歌う緊張感で交感神経が活発になりますが、歌い終わった後にホッとした気持ちになると副交感神経が活発になり、自律神経を整えることもできます。実はカラオケには運動効果があるのをご存知でしょうか。腹式呼吸を意識して歌うことで、腹筋や横隔膜、胸筋を鍛えることができ、ダイエット効果や運動効果の期待ができます。腹式呼吸でカラオケを1曲歌うと、たくさんの筋肉が刺激され、100m走ったのと同じくらいのカロリーを消費できるそうです。筋肉を使うことで血液の循環も良くなり、代謝アップにもつながる可能性があります。カラオケで腹筋を使い、しっかり声を出すことで、楽しみながら運動効果を高めましょう!音楽と運動には嬉しい効果がたくさん!音楽を聴きながら運動をすることで、嬉しい効果がたくさんあることが分かりましたね。運動に苦手意識を持っている方でも、音楽を聴きながらであれば、疲労感を感じずに、時間を忘れて運動ができるのは最大のメリットではないでしょうか。また、聴くだけでなく、歌うことでも運動効果があり、心身共に大きなメリットがあります。音楽をうまく使いながら楽しく運動を続け、心と体の健康を手に入れましょう!★MiCORAYピックアップ★BOXING FITNESS GYM NOA暗闇フィットネスとは? | jump one暗闇WORKOUTー新感覚のエクササイズ