仕事など日々の生活でストレスが溜まった時、お酒を飲みに行くことが多いと思います。気心の知れた仲間と楽しくお酒を飲んでいるうちに、嫌なことを忘れられた経験もあるのではないでしょうか。お酒を飲むことには多くのメリットがありますが、一歩間違えると、心にも体にも悪い影響を与えてしまいます。お酒と上手に付き合いながら、日々のストレスを軽減しましょう!お酒を飲むことのメリットお酒を飲むと、肝臓でアルコール分解が始まりますが、アルコールはすぐには分解されず、心臓や脳など全身に運ばれていきます。お酒を飲んで酔っぱらうと、楽しい気持ちになるなど、人によってさまざまな症状があらわれますよね。お酒に酔っぱらって普段と違う行動をしてしまうのは、脳が大きく関係しているのをご存知でしょうか。アルコールは、理性をつかさどる大脳皮質を強く麻痺させ、理性を働きにくくさせます。更に、大脳皮質によって抑えられていた本能をつかさどる大脳辺縁系の活動が活発になります。この脳の働きによって、本能や感情のままに振舞いやすくなり、陽気になるなどの快感をもたらすのです。お酒を飲むことには、酔って楽しくなる以外にも、多くのメリットがあります。①ストレス軽減ストレスが溜まった時に、お酒を飲みに行った経験がある方も多いのではないでしょうか。お酒を飲むことで、ストレスを軽減できるというメリットがあります。ストレスを軽減するという点では、アルコールに匹敵する物質はないと言われることもあるそうですよ。アルコールには、脳や脊髄で精神を安定させる神経伝達物質であるGABAを活発にさせる効果が期待できます。GABAが活発になると、興奮した神経を落ち着かせるので、ストレスを軽減することに繋がっていくのです。アルコールを飲むことで、セロトニンの分泌を促す作用もあるそうです。セロトニンはうつ病の治療にも利用されていて、不安や恐怖といった感情を抑え、気持ちを鎮静化させる働きのある脳内物質です。GABAやセロトニンの効果によって、お酒を飲むとストレスが軽減できるのです。②リラックス効果お酒には、リラックス効果があると言われています。ワインやウィスキーなどのお酒を飲む方は、香りも一緒に楽しむ方も多いのではないでしょうか。日本酒にも、100種類を超える香り成分が含まれてるそうですよ。お酒の香り成分は脳をほどよく刺激してくれるので、リラックス効果を高めてくれるそうです。ビールの原料であるホップの香りにはアロマ効果があり、気持ちを落ち着かせることに優れているそうです。お酒を飲むときは、香りも楽しむことでリラックス効果を得られることでしょう。③疲労回復お酒を飲んだら、体がぽかぽかと温かくなってきた経験はありませんか。アルコールは血管を拡張させて、血行を促進する効果があると言われています。なかなか取れない身体のだるさや疲労感は、血液の巡りが悪くなり、疲労物質が蓄積されることで起こります。アルコールで血行を促進することで、疲労回復効果が期待できるのです。また、アルコールには利尿効果があるので、体内の毒素や老廃物を排出できます。体が温まることで、開放的でポジティブな気持ちになりやすいというメリットもあるそうですよ。④人間関係を円滑にする冠婚葬祭や忘年会、新年会、歓送迎会、同窓会などには必ずと言っていいほどお酒が用意されていますよね。私たちの生活の中には、お酒が深く関わっています。お酒は、人と人をつなぐ大切なコミュニケーションツールになるのです。お酒の席では、普段言えないような本音をつい話してしまった経験があるのではないでしょうか。お酒には、楽しい気持ちになることやストレス軽減効果、リラックス効果があることで、本音を話しやすくなるのです。お酒は、人間関係を円滑にする助けになり、私たちの暮らしを豊かなものにしてくれるでしょう。お酒の飲みすぎにはデメリットもお酒を飲むことのメリットは、適量だからこそ得られるものだということを忘れてはいけません。お酒を飲みすぎることで、メリットどころかデメリットが生じてしまうので注意が必要です。お酒を飲みすぎると、記憶力や判断力が低下してしまいます。ついつい飲みすぎてしまって、飲んでいる最中の記憶をなくしてしまった経験がある方もいるのではないでしょうか。翌朝起きたとき、自分がどんな言動や行動をしたか、不安になってしまいますよね。判断力が低下すると、気分が高まりすぎてしまい、羽目を外しすぎてしまう可能性もあります。記憶がなくなったり、判断力が低下することで、他人に迷惑をかけてしまうかもしれません。最悪の場合、取り返しのつかない失敗や事故を起こしてしまったり、警察に検挙されることもあります。また、お酒の飲みすぎは、体にさまざまな悪影響を及ぼします。アルコールは食欲が増進されるので、太りやすくなってしまったり、アルコールを分解するときにビタミンやミネラルが使われるため、肌が荒れてしまうこともあります。寝ている間にアルコールはゆっくりと抜けていきますが、その反動で眠りが浅くなってしまう可能性もあるそうです。病気の原因になってしまうこともあります。アルコールは肝臓で分解されますが、長期にわたってお酒の飲みすぎを続けると、肝臓に大きく負担をかけてしまいます。肝臓でアルコールが代謝される中性脂肪が蓄積して、脂肪肝や肝硬変などの肝臓障害につながってしまうかもしれません。お酒を上手に楽しむためにはストレスを発散するまで飲み続けるやけ酒は、ストレスを余計に溜め込んでしまう可能性があります。お酒のメリットを得るためには、飲み過ぎず、適量を飲むことが大切です。個人差がありますが、ビールは中ビン1本、ワインはグラス2杯弱が適量と言われています。ほろ酔い気分になるくらいの量を意識すると良いかもしれません。体調によって飲める量も変わってきますので、その日の体調に合わせた適量を飲むようにしてください。空腹時にお酒を飲んだり、一気に飲んだりすることは避けましょう。アルコールの血中濃度が急激に上がってしまい、悪酔いをしてしまう可能性があります。胃や腸への刺激を和らげるためにも、度数の高いお酒を飲むときは、薄めて飲むようにしましょう。また、1人ではなく、誰かと一緒に飲むことも大切です。ストレスを軽減しようと1人で飲むお酒は、気分転換になりづらいと言われています。飲んでいる最中、1人で考え込んでしまい、ネガティブなことが頭から離れず、ストレスの悪循環になってしまう可能性があるのです。ネガティブな気持ちを頭から消そうと、飲酒量も増えてしまう危険性もあります。気を遣わない仲間たちと会話を楽しみながら、お酒は明るく楽しく飲むようにしましょう。お酒とうまく付き合ってストレスを軽減しよう適度にお酒を飲むことは、ストレスを軽減するなどたくさんの良い効果が期待できます。しかし、ストレス軽減をお酒だけに頼るのは危険です。飲みすぎてしまうことで、体に障害が生じたり、アルコール依存症になってしまう可能性もあります。スポーツや旅行、ショッピングなどお酒以外のストレス軽減法を見つけておくことも大切です。お酒と上手に付き合うことで、日々のストレスを軽減しましょう。★MiCORAYピックアップ★・ヤッホーブルーイング・CRAFT BEER BASE・池亀酒造・吉田電材蒸留所・余市ワイン | 日本清酒株式会社