私たちが生きていくためには、何かを食べなければなりません。自分で料理を作るのが面倒で、外食や出前、コンビニ弁当に頼ってしまう人も多いのではないでしょうか。疲れて帰ってきて、料理をする元気がないという人もいるでしょう。自分で料理を作ると手間はかかってしまいますが、それ以上に多くのメリットがあります。メリットを知ることで、自分で料理を作ることが苦ではなくなるかもしれません。自分で料理を作るメリット①バランスよく栄養がとれる外食や出前、コンビニ弁当には、添加物や糖質、脂質がたっぷりと入っています。野菜があまり入っていないことが多く、野菜不足になってしまうこともあるでしょう。添加物や糖質、脂質ばかり摂ることで、肥満や生活習慣病の原因になってしまうかもしれません。野菜が不足することで、栄養バランスが崩れ、体調を崩してしまう可能性もあります。自分で料理を作ることで、意識して野菜をとることができ、バランスよく栄養をとることができます。自分で料理をすれば必ず栄養バランスが整うわけではありませんが、コンビニ弁当などに頼るよりは、健康的になるでしょう。最初は栄養バランスが整った料理を作るのは、ハードルが高いかもしれません。料理を何度も作っていると、栄養バランスを考えたメニューを作ることができるようになるはずです。バランスよく栄養がとれるようになれば、体や心の調子が整ったり、ダイエットに繋がるなど更に良いメリットを感じることができるでしょう。②食費を節約できる昼と夜に外食に出かけたり、出前をとると、1日1,500円は必要になってくると思います。銘柄にもよりますが、1,500円あれば、お米を5kg買うことができるでしょう。1人暮らしであれば、5㎏のお米で1ヵ月以上は過ごすことができます。お米以外の食材を買うことを考えても、毎日自分で料理を作るだけで、食費は半分以下に抑えることができるはずです。料理に慣れてくると、食材をまとめ買いして冷凍保存をしたり、週末に作り置きをするなど工夫することで、更に食費が抑えられます。また、日常的に食材を買いに行くことで、食材の相場を知ったり、質の良さなどを見分ける目も養われます。③脳が活性化する料理をすることで、脳の前頭葉という部分が活性化するそうです。前頭葉は、蓄積した情報や記憶を呼び起こす働きをしていて、脳の司令塔の役割を果たしています。事故や病気などによって、前頭葉が上手く働かなくなると、頭の中の情報をうまく引き出せなくなったり、言葉で説明することができなくなってしまうそうです。料理を作るときは、頭の中で考えながら、同時並行で複数の作業を行うことが多いと思います。材料を切っている間にお湯を沸かしておいたり、調理方法や調理の順番を常に考えているのではないでしょうか。同時に複数の作業をすることは、前頭葉を鍛えるのにとても効果的だと言われています。また、料理で必ず使う手は第2の脳と言われることがあります。手と脳には深い関係があり、細かい作業を手を使って行うことで、脳の活性化に繋がるそうです。最近では、時短料理法が紹介されていたり、料理キットなども多く販売されていますよね。時間がないときに利用するのは良いと思いますが、たまには脳の活性化のために手を使って料理をしてみましょう。包んである餃子を買って焼くのではなく、手に力を込めてこねて、指先を使って包む作業をすることで、脳の活性化に繋がります。脳が活性化されることで、効率よく仕事ができるようになったり、認知症予防にも効果があると言われています。④創造力が豊かになる自分で料理を作ることで、味付けや調理方法などさまざまなことを学ぶことができるようになっていきます。基本ができるようになると、アレンジ方法を思いついたり、オリジナルの料理を作れるようになるでしょう。アレンジやオリジナル料理を作ることで、創造力が豊かになっていくのです。冷蔵庫にある食材を見て、どんな料理を作れるかアイデアが浮かんでくるようになることで、食材を無駄にしないことにも繋がります。また、自分で料理を作ると時には失敗してしまうこともあります。レシピ通り作ったはずなのに、食べてみると想像とまったく違う味になってしまうことも珍しくはありません。想像と違う味になってしまうと、どうしたら想像通りの味になるか考えるはずです。調味料の配分や火加減などを工夫することで、想像通りの味をした料理を作れるようになるでしょう。失敗すると落ち込んでしまうことがあるかもしれませんが、その分、創造力が豊かになることに繋がるのです。もし失敗してしまったとしても、失敗は成長の通過点だと思って、めげずに料理を作り続けるようにしましょう。⑤ストレス解消になる何かに行き詰まった時に、料理を作ることで、気分転換をすることができます。料理をする際は、材料を切る、すりおろすなど1つ1つは単純な作業が多いですよね。何も考えず集中して手を動かすことで、気持ちを安定させることができ、ストレス解消につながるそうです。また、おいしいと感じると、幸せホルモンであるセロトニンを分泌させることができるそうです。自分の手で作った料理を食べることで、達成感と満足感も味わうことができ、更に幸せに感じることでしょう。⑥感謝の気持ちに気付ける料理は作るだけではなく、買い出しや後片付けもしなければなりませんよね。簡単な料理だとしても、食べるまでにはある程度の時間が必要になってきます。自分で作ってみることで、料理を作ることの大変さを知ることができるでしょう。大変さを知ることで、誰かが作った料理に対して感謝の気持ちが自然と生まれるはずです。私たちが何気なく食べているお弁当やお惣菜には、たくさんの人の手が加わっています。実家で暮らしていたとき、当たり前に出てきていた食事が時間をかけて作られていたことにも気付くと思います。自分1人分の料理を作る大変さを知れば、家族全員分を作っていたことのありがたみも感じられるはずです。忙しく働きながら、料理を作ってくれていたことを思うと、更に感謝の気持ちは大きくなることでしょう。感謝の気持ちに気付くことで、自然とポジティブに考えられるようになり、心身の健康につながっていきます。真似することから始めよう料理を作るメリットが分かっていても、普段作っていないとハードルが高いと感じてしまうかもしれません。まずは自分の食べたいもののレシピを探し、真似をすることから始めてみましょう。レシピはネット上にたくさんありますし、動画サイトに投稿されているおいしそうな料理動画を見ていたら、真似したくなるかもしれません。濃い味が好きな人もいれば、苦手な人もいるように、人によって味の好みは違いますよね。まずは真似して作ったものをそのまま食べてみて、自分好みの味付けに変えてみましょう。オリジナルの味付けを繰り返しているうちに料理のスキルが上がり、オリジナルな料理を作れるようになっていくはずです。料理ができたら、写真などを撮って記録を残しておくのもおすすめです。料理が上手になっていく過程が目に見えて分かるようになると、もっと成長したいという気持ちがうまれて、料理が楽しくなっていくでしょう。★MiCORAYピックアップ★・ABCクッキングスタジオ・彩りクッキング・オンライン料理教室「CookLIVE(クックライブ)」・シェフレピ・RIZAP COOK