アフリカと聞くと、まず何を思い浮かべますか?野生動物のあふれるサファリや砂漠などの大自然をイメージする人も多いのではないでしょうか。アフリカは世界で2番目に大きい大陸で、赤道をまたいでいる縦長の地形に54もの国があります。人類が誕生したといわれるアフリカの地には古代からの歴史がつまっています。アフリカはイスラム教の広がりや、ヨーロッパの植民地時代などの長い歴史を経て、現在の独立に至りました。広大な大自然はもちろんですが、遺跡などを観光しながら、歴史を感じられるのもアフリカの魅力といえます。多くの非日常的な刺激を与えてくれそうなアフリカ旅行ですが、治安などの心配もあるのが正直なところ。安全で有意義な旅行をするために、アフリカ旅行に行く前は事前準備が大切です。本記事では、初めてアフリカ旅行へ行く際の心得や、おすすめする旅行先の特徴などを解説します。アフリカ旅行の心得アフリカ旅行には事前準備が必要です。ひとつずつ見てみましょう。アフリカの危険な地域は注意が必要アフリカの治安は残念ながら良いとは言えません。2023年7月現在も、中央アフリカでは紛争が起きています。そのほかの地域でも貧困問題などから、強盗やスリ、窃盗などが多発しています。観光旅行をする際は、危険な地域には絶対に立ち入らず、夜間は1人で外出しないようにしましょう。高級なアクセサリー類は身につけない、現金は複数のカバンに分散するなど、持ち物にも対策が必要です。外務省が海外安全情報を発信していますので、出発前には最新の情報を確認してください。海外安全ホームページ: 危険・スポット・広域情報 (mofa.go.jp)虫よけ対策で黄熱病・マラリア・デング熱などを予防アフリカ旅行で心配なのが、黄熱病やマラリア、デング熱など。どれも蚊に刺されることによって感染する、致死率の高い感染症です。対策方法を見ていきます。・長袖長ズボンで虫よけ対策アフリカへ行く際は蚊に刺されないよう長袖長ズボンを着用し、虫よけスプレーやローションを使用しましょう。日本で売っている虫よけは、有効成分が少ない場合があります。持参する際は効果の持続時間を確認し、こまめに塗り直すなど念入りに対策をしましょう。デング熱などのように、ワクチンや予防薬がない感染症もあります。そのため虫よけでしっかり予防をすることが大切です。・黄熱病予防接種証明書(イエローカード)の準備黄熱病(おうねつびょう)には予防接種があり、地域によっては入国時に黄熱病予防接種証明書(イエローカード)の提示が必要です。主に東アフリカ地域に行く際は注意が必要です。また旅先の国ではイエローカード提示の必要がなくても、旅路で経由した国で提示を求められる場合もあるため、事前に確認をしておきましょう。イエローカードはワクチン接種の10日後から有効とされているため、接種の日程には注意が必要です。イエローカードの必要な国については下記サイトを参照してください。黄熱について(forth.go.jp)・マラリア流行地へ行くなら予防薬(抗マラリア薬)投与アフリカへ行く際はマラリアにも注意が必要です。厚生労働省による2021年度のマラリア流行地域を見てみると、北アフリカ以外はほぼマラリアのリスクがあるとされています。抗マラリア薬は医師の処方が必要になり、旅先で流行しているマラリアの種類や基礎疾患の有無などで内服の種類が変わりますので、受診時に確認しましょう。マラリアに注意しましょう! (forth.go.jp)黄熱病予防接種や、マラリア予防薬が処方可能な病院などは下記サイトから検索できます。FORTH|予防接種実施機関アフリカ旅行はビザ(査定)が必要短期滞在でも、アフリカはほとんどの国でビザが必要になります。オンラインでビザの申請ができることもあるため、旅行先が決まったらアフリカ各国の在日大使館のHPで確認しておきましょう。買い物は値段を交渉して買うアフリカでは商品に値札がついていないことも多く、商人は観光客に高値でものを売ろうとします。何かを買うときには値段の交渉を行い、納得した値段で購入するのが後悔しない買い物の方法です。また、アフリカでは商人が観光客にしつこく声をかけてくるなどの行動を、不快に感じることもあるかもしれません。観光客への執拗な勧誘は、全ての人がそうとは言えませんが、国教であるイスラム教の「持てるものが持たざるものに与えよ」という理念からきているようです。事前に文化の違いだと知っていることで、不快な気分も軽減できるのではないでしょうか。初めてのアフリカ旅行におすすめの国3選初めてのアフリカ旅行でおすすめする3つの国を紹介します。1. 南アフリカ共和国のケープタウンケープタウンは、ヨハネスブルグに次いで南アフリカで2番目の都市です。港の近くにあるビクトリア&アルフレッド(V&A)ウォーター・フロントショッピングモールでは、19世紀の雰囲気を感じながら、ショッピングや食事を楽しめます。地球のパワースポットと呼ばれているテーブルマウンテンの頂上まで行くと、インド洋と大西洋の広がる景色を見ながら地球のエネルギーを感じることができるかもしれません。さらにケープ半島まで足をのばすと、世界で最も美しい岬と称された喜望峰(Cape of Good Hope)の絶景を体感できます。2. エジプトでピラミッドエジプトの首都カイロでは世界遺産の三大ピラミッドや、スフィンクスを見ることができます。エジプト南部にあるルクソールまで行くと、神殿建造物では世界最大級のカルナック神殿や、ツタンカーメンが眠る王家の谷など古代エジプトの世界観を味わうことができます。ルクソールには気球に乗るアクティビティがあり、上空からナイル川や砂漠、遺跡の数々を見ることができ、エジプトを肌で感じることができるのではないでしょうか。3. モロッコの青い景観とサハラ砂漠モロッコはアフリカ北部に位置し、フランスやスペインの植民地であった歴史から、ヨーロッパやアラブ、現地民の文化が混在する国です。青の街として知られているシェフシャウエンの、青と白の壁色がつくりだす美しい景観は、見ているだけで異国情緒を感じさせてくれます。中部にはサハラ砂漠の入口であるワルザザートがあり、あたり一面に土色の景色が広がります。サハラ砂漠では、どこまでも続く砂漠についた砂紋や、大きな夕日が輝く景色が感動を与えてくれるでしょう。まとめ歴史あるアフリカへの旅は、大自然の恩恵を全身で感じられることからも、ウェルビーイングの向上にもよいのではないでしょうか。また、初めてのアフリカ旅行は細かな相談に乗ってもらえる意味でも、実績のある旅行会社を利用するのが得策といえます。安心して旅を楽しめるために、今回紹介した心得が少しでもお役に立てれば幸いです。★MiCORAYピックアップ★南アフリカ旅行・ツアー・観光は格安価格で予約! (his-j.com)エジプト旅行・エジプトツアー|海外ツアー【JTB】モロッコ 旅行 モロッコに関する一覧 | 海外旅行ならクラブツーリズム (club-t.com)エジプト 旅行・観光ガイド 2023年 - トリップアドバイザー (tripadvisor.jp)ルクソール発:気球乗車付きアスワンまでの 5 日間のナイル川クルーズ | GetYourGuide参考資料年表|本の万華鏡 第14回 アフリカの日本、日本のアフリカ |国立国会図書館 (ndl.go.jp)南アフリカ観光局プロモーションサイト|南アフリカ観光局 (south-africa.jp)Amazon.co.jp: アフリカ南部を完全に?遊びつくす!! パリに住み・90ヶ国以上旅行した筆者がお届けする旅行記✈ トマトぼーやの世界放浪記 アフリカ編 eBook : ゆう: Kindleストアモロッコこんなところ! | Ayana Sadiki | イスラム教 | Kindleストア | Amazonモロッコ情勢:観光 | 在モロッコ日本国大使館 (emb-japan.go.jp)