「南の島のリゾートでのんびりしたい」「大自然をおもいきり満喫したい」という願いをかなえてくれるのがオセアニア旅行です。国によっては日本からの直行便があるなどアクセスも便利で、はじめてでも行きやすいオセアニア旅行。どんなことに気をつければよいのでしょうか?事前に少しでもオセアニアのことを知り、準備しておくと安心して旅行を楽しむことができるのではないでしょうか。本記事では、オセアニア旅行の前に知っておきたい基礎知識を解説し、はじめてのオセアニア旅行におすすめの国を紹介します。オセアニアの基礎知識オセアニア旅行の前に知っておきたい基礎知識を、順に見てみましょう。オセアニアの地理や文化などオセアニアは日本から南に位置し、オーストラリア大陸と太平洋の島々からなり、大洋州ともよばれています。オセアニアの島々はたくさんあり、ミクロネシア(小さい島々)、メラネシア(黒い島々)、ポリネシア(多くの島々)の3つの地域に分けられています。広域でいうとグアムやハワイもオセアニア州ですが、アメリカ領土であり、一般的にはオセアニアに含まないことが多いようです。オセアニアの国々は、おもにヨーロッパの植民地でした。そのため街並みや食べものなどには、イギリスやフランスなどヨーロッパの雰囲気を感じられます。近年では、原住民であるアボリジニやマオリなどの、地球と人の神秘的なつながりを大切にした文化や、歴史も尊重されています。また、オセアニアは日本とも歴史的に深いつながりがあり、ミクロネシアの初代大統領は日本人です。日本語教育が行われている国もあり、とくにオーストラリアでは親日家が多く、日本人に友好的なのも特徴です。持ち込み物や守るべきルール持ち込み物の規制やルールは、事前に確認しておきましょう。知らないと罰金を科される場合もあるため注意が必要です。国によって違いますので、心配な場合は渡航先の大使館に確認するとよいでしょう。持ち込み物について基本的にオセアニアへは、野菜や卵、乳製品、肉製品、植物、種子などは持ち込めません。常備薬は処方せんのコピーを持参するなどの一定の条件下で持ち込めますが、入国カードに記載し申告の必要があります。常備薬が必要な人は持ち込むための条件を事前に確認しておきましょう。オーストラリアへの持ち込み物はこちらで確認できます。オーストラリア持ち込み物|内務省交通ルールについて海外の車は、右側通行のイメージがありますが、オセアニアのほとんどの国では、左側通行です。間違えないように気をつけましょう。また、オーストラリアやニュージーランドでは、自転車にヘルメットが必要で、違反すると罰金の対象になることもあります。飲酒についてビーチなど公共の場での飲酒は、違反行為となり罰金の対象になることも。飲酒は屋内の決められた場所で楽しみましょう。オセアニアの治安比較的治安がよいとされるオセアニアですが、日本と比べると犯罪率は高いので注意しましょう。観光客に対して、スリやひったくりなどの被害もおきています。とくに女性は夜間1人で出歩かないようにし、手荷物には十分注意してください。レストランで席をキープする際も、荷物を置くのではなく誰かが残るなど対策を。また、島での宿泊は、旅行会社と提携している安全なホテルを選ぶようにしましょう。事前に渡航先の安全情報をチェックしておくと安心です。海外安全ホームページ|外務省紫外線と熱中症対策が大切気候は地域によって違いがありますが、とくにオーストラリアは非常に乾燥した砂漠気候です。1年を通して紫外線が強いため、サングラスや日傘、SPF50以上の日焼け止めでしっかり対策しましょう。また、気温も高いため、観光の際には塩分や水分摂取をこまめに行うなど、熱中症対策を忘れずに。ビザが必要な国は事前に申請を国によっては入国にビザが必要で、必要書類や料金には違いがあります。また、ビザではなく電子渡航認証が有効の国もあります。渡航先にビザが必要かどうかは、事前に確認しておきましょう。オーストラリアの場合は、ビザもしくは電子渡航認証のESTA(イータス)のどちらかがあれば入国できます。オーストラリアビザのオプション|内務省 こちらからオセアニアのビザ情報がみられますが、最新情報は大使館に確認すると確実です。オセアニア査証(ビザ)情報|エアトリはじめて行くオセアニア旅行におすすめの国3選日本からの直行便でアクセスがよく、はじめて行くオセアニア旅行におすすめの国を紹介します。1. オーストラリアの壮大な自然オーストラリアは、壮大な自然や地球の歴史を感じられる国です。面積も広いため、日本からは6つの国際空港への直行便があります。有名な観光スポットも数多く存在します。なかでも、日本ほどの大きさのサンゴ礁「グレートバリアリーフ」や、先住民アボリジニの聖地である一枚岩「エアーズロック」は、どちらも世界最大級で圧巻の美しさです。また、コアラやカンガルーなどの動物とのふれあいや、シドニーのオペラハウス、ハーバーブリッジなどの歴史的建造物を見てまわるのもよいでしょう。2. ニュージーランドで冒険ニュージーランドは、オーストラリアの東側にある、北島と南島の2つに分かれた島国です。冒険王国とも呼ばれ、自然がつくり出すおどろくような景色を体感できます。北島は温暖な気候で都会と自然が混在する島。港町オークランドは、カフェやレストランなど観光スポットがあるエリアです。火山地帯では、温泉や上空30mほど吹き上げる間欠泉などがみられます。南島は美しい自然が多く、原住民マオリの伝説で「本土」と呼ばれる島。気候は寒く、氷河をハイキングするツアーもあります。さらに氷河がつくり出した入り江であるフィヨルドも絶景。夜には満天の星が広がり、オーロラを見られる場合もあります。3. フィジーのビーチを楽しむフィジーは、約330の島々からなる国。1年中温暖な気候で、美しい白砂と青い海のビーチリゾートです。どこまでも透き通りサンゴ礁に囲まれた海で、ダイビングやシュノーケリング、SUPなどのマリンスポーツを、おもいきり楽しむことができるでしょう。離島へ行き、ビーチでのんびり過ごすのもよいかもしれません。フィジーは、ビーチや自然だけでなく明るく笑顔で迎えてくれる現地の人との交流も魅力のひとつです。オセアニアの自然を大切にしていくオセアニアには豊かな自然がたくさんあります。島のゆったりした時間の流れや、現地の人々の温かさに触れると、心身ともに癒されることでしょう。また、オセアニアではプラスチックゴミによる海洋汚染や、温暖化による水面上昇など島国特有の環境問題を抱えています。オセアニア旅行で豊かな自然を楽しむのと同時に、自然を守るための取り組みなどに目を向けてみるのもよいかもしれません。●アフリカ旅行版はこちら●アフリカ旅行へ行く際の心得とは?初めてのアフリカ旅行におすすめの国3選も紹介!★MiCORAYピックアップ★・オーストラリア旅行・オーストラリアツアー|海外ツアー【JTB】・ニュージーランド旅行・ツアー・観光は格安価格で予約! (his-j.com)・フィジー旅行・ツアー・観光│クラブツーリズム (club-t.com)参考資料地域別インデックス(大洋州)|外務省紫外線|環境省サンスマートプログラム|在日オーストラリア大使館オーストラリア政府観光局公式ニュージーランド政府観光局公式フィジー観光局公式JiCA Magazine 特集:オセアニア 青い海と島々と描いてゆく未来:JUNE 2021