ファッションやグルメに芸術など、たくさんの楽しみが詰まっているヨーロッパ旅行。異国情緒あふれる街並みは、想像するだけでもワクワクします。人生で1度は、ヨーロッパへ行ってみたいと思う人も多いのではないでしょうか。ただ、ヨーロッパは日本から遠く離れているため、費用や移動時間なども気になります。またヨーロッパには54もの国があり、どの国も魅力的なため、行き先に迷うこともあるかもしれません。本記事では、ヨーロッパ旅行の事前に確認することを解説し、行き先を決めるポイントを紹介します。ヨーロッパ旅行の事前に確認することヨーロッパ旅行の費用や治安など、ひとつずつ見ていきます。費用の相場は1週間約40万円からヨーロッパ旅行の費用は、渡航先やホテルにもよりますが、5泊7日で1人あたり最低40万円ほどかかります。おおよその内訳は、航空券が往復20~30万円、そこに燃油サーチャージが約6万円。さらにホテル代1日あたり約1万5千円がプラスされます。日本より物価が高いため、現地での食事代などを含めると追加で費用が必要に。ヨーロッパは夏がベストシーズンのため、冬は航空券やホテルの値段が下がる傾向です。費用を少しでもおさえたい場合は、シーズンをずらし、平日発の飛行機にするとよいでしょう。観光客をねらったスリなどに注意ヨーロッパの治安は、それほど悪くはないですが、治安のよい日本の感覚でいると危険です。とくに観光客は、スリや窃盗のターゲットにされやすいので注意が必要。たとえば、空港に到着後に突然話しかけられ、対応しているといつのまにか別の人に財布を抜かれる、という複数で狙ってくる事例も。手荷物などから目を離さないように注意しましょう。また、2023年10月現在、ロシアとウクライナ戦争の影響で、ロシア上空を通る空路は利用できなくなっています。情勢は日々変わるため、旅行前に海外安全情報を確認することをおすすめします。海外安全ホームページ|外務省入国にビザは必要なし日本国籍の旅行者がヨーロッパへ旅行する際、180日の期間内で最大90日以内の観光であれば、パスポートのみで入国が可能です。EU加盟国には、シェンゲン協定という制度があります。シェンゲン協定は、シェンゲン協定に加盟している国であれば、入国審査なしで行き来できる制度です。日本は、シェンゲン加盟国とビザ免除渡航が認められているため、ビザなしで入国ができます。ビザ不要国 - 日本人 ビザなしで行ける国 (etias.co.jp)ただ、2024年からはEU諸国への入国時、事前渡航認定システムETIAS(エティアス)が必要になります。ETIASの申請はオンラインで行い、申請後はパスポートに情報がリンクされます。旅行の時期が2024年以降の場合は事前に準備しておきましょう。申請は下記サイトからできます。ETIAS(エティアス)申請サマータイムは昼の時間が長くなるヨーロッパはサマータイムを取り入れており、夏の昼間が1時間長くなります。サマータイムとは、夏の昼の時間を1時間長くし、節電や省エネによる経済効果を上げるための取り組みです。ヨーロッパでは、3月の最終日曜日に時間を1時間進め、10月の最終日曜日に1時間遅らせます。また、日本とヨーロッパの時差は約8時間ですが、サマータイム中は、約7時間になります。旅行の時期を確認し、時間の間違いがおこらないように、事前に確認しておくとよいでしょう。ヨーロッパ旅行の行き先を決めるポイント魅力的な国がたくさんあるヨーロッパ。どこの国へ行くかを迷う人もいるのではないでしょうか。そこで、初めてのヨーロッパ旅行で行き先を決めるときのポイントを見ていきます。直行便のある国日本から直行便のある国は、入国までスムーズに行え、移動時間を短縮できます。日本からヨーロッパへの飛行機の所要時間は、場所にもよりますが、約12時間です。帰路は時差がプラスされるため、約20時間かかります。つまり往復の移動時間だけで、3日も費やすことに。例)出発日:日本発 午前6時 現地着 午後18時帰国日:現地発 午前9時 日本着 翌日午前5時 経由便は乗り継ぎがあるため、さらに時間がかかってしまいます。直行便で行ける国はいくつかありますが、なかでもフランス、イギリス、ドイツ、イタリアなどは観光名所や飲食店も多く、初めてのヨーロッパ旅行におすすめです。1番行きたい場所がある国行き先を複数の国で迷っている場合は、1番行きたい場所を決め、ひとつの国を観光することをおすすめします。複数の国をまわると移動時間がかかります。初めての場所での搭乗手続きや、駅での乗り換えなどは、スムーズにいくとは限りません。ヨーロッパの公共交通機関は日本ほど時間に正確ではなく、テロやストライキで運休することも。1番行きたい場所を決め、その国を拠点に観光するのが、限られた旅行期間内で楽しむひとつの方法です。それでも複数の国を周りたい場合は、ツアーに参加するとよいでしょう。季節で決めるヨーロッパへ訪れる季節によって、楽しみ方が変わります。冬の寒い時期をあえて楽しむなら、アイスランドやノルウェーでオーロラ観察、ドイツのクリスマスマーケット、イタリアのアルプス山脈でウィンタースポーツなどがおすすめです。また、冬でも暖かく過ごしやすいのは、ポルトガルやイタリアのシチリア諸島など。夏のヨーロッパで過ごしやすい気候なのは、北欧諸国です。スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランド、アイスランドなど、どの国も美しい街並みや、豊かな自然を満喫できるでしょう。また、夏のヨーロッパは観光客も多く値段も上がりますが、この時期だけのイベントやフェスなども開催されているため、興味があれば参加してみるのもよいかもしれません。ヨーロッパ旅行は時間を有効にヨーロッパ旅行は移動時間がかかります。そのため時間を有効に使えるように、余裕を持ったスケジュールを組むことが、旅行を楽しむポイントです。日本から遠く離れたヨーロッパは、訪れると人生に様々な刺激を与えてくれることでしょう。本記事が少しでもヨーロッパ旅行の参考になれば幸いです。●オセアニア旅行編●オセアニア旅行の事前に知っておきたい基礎知識とは?はじめての旅におすすめの国3選も紹介●アフリカ旅行編●アフリカ旅行へ行く際の心得とは?初めてのアフリカ旅行におすすめの国3選も紹介!★MiCORAYピックアップ★・HIS 首都圏発ヨーロッパ旅行 ツアー・観光 一覧 (his-j.com)・フランス旅行・フランスツアー|海外ツアー【JTB】・ヨーロッパのイベントとフェスティバル - ヨーロッパのすべてのエキサイティングなフェス・ティバル (allexciting.com)・ヨーロッパの海外旅行・ツアー | トラベルスタンダードジャパン (travelwith.jp)・北欧4ヵ国の見どころ|北欧旅行・ツアー・観光│クラブツーリズム (club-t.com)参考資料旅行好きの為のヨーロッパガイドブックヨーロッパ行き格安航空券 | スカイスキャナー (skyscanner.jp)ANA燃油サーチャージJAL燃油サーチャージJAL|欧州線・ロシア船の運航について日本人旅行者向けシェンゲンビザ情報地域別インデックス(欧州)|外務省 (mofa.go.jp)