夫婦が共働きの家庭では、お互いが忙しく「夫婦や家族でゆっくり過ごす時間がとれない」と思ったことはないでしょうか。夫婦や家族の大切な時間をつくるために、時間の使い方の工夫や便利なサービスをみてみましょう。共働き夫婦の時間の使い方共働き夫婦が、時間の使い方で工夫していることを紹介します。スケジュールの共有夫婦のスケジュールは、アプリなどを利用して共有するとよいでしょう。スケジュールを共有することで、連絡のすれ違いなどを防ぐことができます。子どもがいる場合は、子どもの送迎の担当や、イベントなどを共有しておくと、忘れないため安心です。スケジュールを共有するアプリを紹介します。・Googleカレンダーすでに仕事などで利用している人も多いと思います。Gmailとの連携でお店などの予約情報も共有できるため、便利です。・LINELINEを使用している人は新たにアプリをダウンロードする必要がないのが利点。大事な予定は、共有相手とのトークルームから「イベント」を選択し入力するだけ。トーク画面上に通知を出すこともできます。アプリ以外では、大きめのカレンダーに手書きで予定を記入しておくことも、アナログな方法ですが、一目でわかるためオススメです。便利家電の活用初期費用はかかりますが、便利家電を活用することで、毎日の家事が時短できます。代表的なものをみてみましょう。・ロボット掃除機ルンバなどでおなじみのロボット掃除機。外出先からスマホでスイッチを入れられるため、掃除機をかけた後の、きれいな部屋に帰宅できるのは気分もよいでしょう。コードや靴下などにひっかかると、エラーになることがあるので、使用前は床に物を置かないようにしておく必要があります。ロボット掃除機は機能を削れば1万円代からありますが、相場は3〜5万円ほど。・食器洗浄機1回の洗い物にかかる時間は約20分程度と言われています。食器を洗い、すすぎ、乾かすまでの行程を、食器洗浄機がすべておこなってくれます。また、手洗いではできない60~80度の高温の湯で洗浄し、雑菌の繁殖も防げるのは利点です。工事不要で卓上使用の食洗器の相場は、3〜5万円ほど。スペースの確保ができれば設置可能です。冷凍したカット野菜を活用調理をするときに、野菜を切るのは意外と手間です。冷凍したカット野菜で、野菜を切る時間を短縮できます。野菜は買ってすぐに冷凍すると、冷凍庫の温度にもよりますが、2~3週間はもちます。よく使用する野菜の冷凍方法をみてみましょう。・玉ねぎみじん切りなどの使いやすい大きさにカットして冷凍。ハンバーグやカレー、炒め物や味噌汁にも使用できます。・キャベツ水分をしっかりふき取り、繊維が気にならないよう小さめにカットして冷凍。お好み焼きや炒め物、スープなどに使用できます。・しめじ、えのきなどきのこ類は冷凍するとうまみが増します。水分をしっかりふき取り、石づきを取ってから冷凍。味噌汁や鍋に使用できます。野菜の冷凍はジップロックなどの密封容器を使用し、使用時は冷凍のまま調理します。休日などの時間のあるときに、カット野菜を冷凍しておくとよいでしょう。共働き夫婦にオススメなサービス3選夫婦や家族の大切な時間をつくるために、オススメなサービスを紹介します。家事代行サービス掃除や買い物などの家事を代行してくれるサービスです。・ベアーズ家事代表サービス大手の会社。掃除、洗濯、食事準備など家事全般のサービスです。オプションで鍵預かりもあり、不在時にも利用可能。料金はプランにより異なりますが、月2回3時間の定期利用で約23,614円から。大手の会社なので、スタッフの教育やトラブル時の対応も丁寧なのが利点です。・ダスキン掃除が中心の家事代行サービス。普段できないようなお風呂やキッチン周りの掃除も、プロが丁寧に掃除をしてくれます。利用者が在宅時には、調理や下ごしらえのサービスも可能。エリアによって金額に違いがありますが、東京・神奈川エリアで、1週間に1回3時間(または2週間に1回)の定期利用で約14,300円から。料金は変更になることがありますので、利用の際はHPで確認してください。宅配サービス宅配サービスを利用することで、買い物の時間が短縮できます。調理するだけのミールキットがある宅配サービスを紹介します。・Oisix(オイシックス)スーパーより少し高いですが、有機野菜などの食材にこだわりのある会社。有名店やシェフとのコラボ商品もあります。入会金はありませんが、エリアごとに送料の違いがあります。定期会員は本州エリアで6,000円以上購入すると送料が無料。初回は4,000円以上購入で、3か月間送料無料で利用できます。・ヨシケイ専門の栄養士が、栄養バランスを考えて献立を考えてくれています。メニューのバリエーションも豊富で、1日単位から1週間単位での注文が可能。料金は5日間2人用で約3,500円程度。入会金や送料がかからないため、コスパもよいです。ベビーシッター子どもがいる場合はベビーシッターを利用するのもよいでしょう。残業の際のお迎えや、夫婦の時間を作るために利用することもできます。内閣府ベビーシッター割引券の利用、勤め先の福利厚生や、各自治体の助成をつかえば金額もおさえられます。ベビーシッターはおもにマッチング型と派遣型があります。それぞれみてみましょう。・キッズライン(マッチング型)登録後に利用したいエリアと日時を入力すると、対応可能なサポーターが表示されます。利用者がサポーターを選んで、交渉後にマッチングが成立すると、事前面談や顔合わせを事前におこなってからの利用。入会金や年会費は無料で、基本料金は1時間約1,400円ですが、料金はサポーターによって違いがあり、マッチングの際にサポーターから見積りが提案され、問題なければ承認する流れです。・ポピンズシッター(派遣型)シッターを依頼すると、依頼に合うプロのシッターを派遣してくれるサービス。研修を受けたプロのシッターが対応するため、サービスのクオリティが高いのが特徴。シッターとのトラブルの際も、会社に伝えて解決できるのも利点。ポピンズシッターは入会金や年会費は無料で、料金は1時間約2,200円から。初回は1時間から対応で、2回目以降は2時間からの利用。夫婦や家族でゆっくり過ごす時間のためにゆっくり過ごす時間がつくれると笑顔も増え、毎日が楽しくなります。スケジュールの共有で、コミュニケーションをとることも夫婦円満の秘訣といえるでしょう。内閣府の調査によると「夫婦の家事・育児の分担割合」は、約30%の夫婦が、9:1で妻がおこなっているというデータがあります。(参考:内閣府HP)「なんで私ばかり」という不満がたまってしまう前に、時間の使い方の工夫や、便利なサービスを利用し、少しでも家事、育児の負担を減らすことが大切といえるでしょう。