育児と家事に仕事、日々時間に追われるママたちの中から在宅ワークを通してフリーランスになるママさんが増えています。お子さんとの時間を確保しつつ、好きな時間に仕事ができるということから注目が高まっているようです。そんなママフリーランスですが、自由にスケジュールは組みやすいものの、実際使える時間は限られています。その中でどのように有効活用して過ごしているのか、ママフリーランスが働く上での効率の良い時間の使い方やコツをご紹介していきます。1日の平均作業時間ママがフリーランスとして仕事をする作業時間は、平日に3時間から多くて5時間程としている方が多く見られます。お子さんの年齢や、人数にもよるかと思いますが、やはりだいたいの方が日中の家事や育児の合間に作業されているようです。保育園や学校から帰ってくるまでの時間や、小さなお子様であればお昼寝の間などを活用している方がほとんどです。中には、シッターサービスを利用したり、子どもと同じ空間にいながら遊びに集中している横で、子どもを見ながらパソコンを開いて作業している方もいらっしゃいます。フリーランスでも様々な職種があるため、それによっても時間の取り方は様々です。子どもにとっては、ママが家にいることで1つの安心に繋がり、ママにとっても子どもに寄り添える環境で仕事ができるため、お互いにとって良い環境であるといえますね。効率良く時間を使うために大切なことフリーランスはもともと自分で仕事をとり、それを管理して自分の好きな時間や場所で行えるのがメリットとされています。しかしそれがママフリーランスの場合、ただでさえ時間が限られているため、それをどれだけ効率よく使えるかが本当に大切です。だからこそ、限られた中でしっかりこなそうと思うからこそ時間を無駄にしない、その姿勢が評価され、クライアント側からママフリーランスの需要が高まっているところもあります。タスク管理ママ業だけでも、予防接種や行事に習い事など管理しなければならないスケジュールは山ほどありますよね。さらに仕事となると、予定がごちゃごちゃになり優先順位がわからなくなりがちです。それを防ぐためにも、フリーランスの方に欠かせないのが「タスク管理」です。フリーランスになると、案件の受注から確定申告や、請求書の発行なども全て自分でやらなくてはなりません。また、受注した仕事の納期や打合せ、支払いの入金日から仕事の進捗状況なども自分で把握しておく必要があるため、タスク管理はとても重要です。そのためアプリや会計ソフトなどをうまく使って、日々管理しながら仕事を進めていきます。毎日その日ごとに今日やるべきことをリストアップして「今日のタスク」というように1つずつ確実にこなしていく方も多いです。常に育児と家事で、頭をフル回転させているママだからこそ、タスク管理によってさらに効率よくこなすことができます。時短家事フリーランスは自由に時間を組めるといっても、決して常に余裕があるわけでもなく時間は限られています。だからこそ、やはり家事の時間はなるべく短縮したいですよね。そんなママたちの家事時短術を2つご紹介します。家電をフル活用する・食洗器や食器乾燥機で洗い物をお任せ・ロボット掃除機で簡単なお掃除・ドラム式洗濯乾燥機で干す作業を短縮家電だけでなく、こまかな調理器具や便利器具で時短になるものもたくさんあります。ネットスーパーの利用食材から日用品まで、ポチポチするだけで自宅まで届けてくれるネットスーパー。雨の日や時間に余裕がないときなどは、ネットで済ませてしまうのも全然ありです。他にも、調理器具に圧力なべを使ったり時短レシピも増えています。またミールキッドなどの宅配サービスもレシピを考える手間が省けて大幅な時短になったりと、今は便利なもので溢れている時代です。仕事に自分の時間を確保するためにも、利用できるものはどんどん利用して、取り入れていきましょう。休日の確保限られているからと言って、ついつい時間がある限り仕事をつめ込みがちですが、仕事に充てられる自由時間のどこかに、休憩を挟むなどしてママにも休養は必要です。仕事のスケジュールの中には、しっかり自分の休日も入れておきましょう。この日は絶対に仕事を入れない、やらないと決めた日があると、そこでしっかり自分をリセットしてまた仕事や育児に向き合うことができます。ずるずると時間がある限りにこなしていたら、疲労も溜まり仕事も捗らない上に、育児でイライラすることも増えて、むしろどんどん効率が悪くなっていきます。自分の休日や自由な時間を、スケジュールを組む時点で入れ込んでおき、思いきり休む時間として事前に確保しておきましょう。作業が捗る「朝活と夜活」ママフリーランスの作業時間は、主に子どもが学校や保育園に行っている日中ですが、それに加えて、子どもが起きるより前の早朝に「朝活」として作業にあてている方も多くいます。夜の寝かしつけで、子どもと一緒に寝落ちしてしまうなんてことも、ママであればやりがちですよね。そんなときこそ、朝ちょっと早く起きて静かな時間を有効利用してみましょう。早起きは三文の徳とも言われますが、朝早いうちから身体と脳を目覚めさせておくことで、イライラしがちな朝の準備にも心に少しゆとりがもてます。また、夕方から夜寝る前にかけて、疲れが溜まった状態で行うよりも、覚醒した頭の方が集中して取り組める上に、健康的な生活リズムができる等メリットが多いです。しかし、どうしても朝は苦手という方や、朝早く起きると日中がきついという方もいらっしゃいますよね。そういった方の場合は、逆に「夜活」がおすすめです。子どもが寝た後の、フリータイムをたまに作業時間にあててみると案外作業が捗ります。就寝前は副交感神経が働くことから、リラックスしやすく記憶力が高まりやすいため、読書や暗記をするのに良いとされています。「夜活」は、仕事をする上での知識の向上やスキルアップの時間としても役立てられそうですね。仕事の受注は余裕を持って子どもの行事や、立て続けの体調不良など急なイベントが多いママ業。でもだからこそ、量より質です。例えば、WEBライターであれば、本数よりも文字の単価を上げることや、クライアントと日ごろから丁寧なやり取りを含めて信頼を築くことを心がけましょう。収入を上げるため、仕事がなみにのっているからと日々抱える量が多すぎると急なアクシデントに陥った時の対応が大変です。納期が遅れたり、仕事の質が下がったりとクライアントに迷惑をかけてしまうこととなり、逆に今後の仕事の減少に繋がりかねません。新しい仕事の出会いや、依頼数が増えてきたときなどは、思い切って別の案件を断ってみたりして余裕をもって受注しておきましょう。信頼関係が築かれたクライアントであれば、状況によっては納期を少し伸ばしてもらえたり、また期間が空いても仕事をいただける場合もあります。信頼してもらえるよう日々ギリギリのなかこなすよりも、スケジュールが乱れた時の対応を考えておいたり、日頃から丁寧な対応と仕事の質を心がけることで、お互いに気持ち良く仕事ができると良いですよね。まとめどんなママにもフリーランスの働き方が向いているわけではありません。あくまでママとして働く上で、収入や家族との時間、あるいは趣味や仕事といった自分のための時間等、自分が何をどこまで求めるのかによって、フルタイム勤務やパート勤務の方が合っているという場合ももちろんあります。一口にフリーランスといっても、求める収入や時間によってスケジュールの組み方も変わってくるでしょう。まずは、自分が何をどこまで求めているのかを明確にした上で、時間との向き合い方を考えると良いかもしれません。今回の記事が日々時間に追われるママたちにとって、これからの働き方を少しでも良い方向に変えていく際の、一つの方法として役立つ情報となれれば幸いです。