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こんな心理学実験があった?明日話せる面白い心理学実験4選!

こんな心理学実験があった?明日話せる面白い心理学実験4選!

心理学の実験には、私たちの心や行動の奥深い部分を明らかにする面白い研究が数多くあります。例えば、スタンフォード監獄実験のように、環境が人の行動に与える影響を明らかにするものや、マーブルの実験といった認知の限界を示すもの、そしてミルグラムの服従実験のように倫理的な問題を提起するものまでさまざまです。

これらの実験は、普段私たちが考えるよりも影響が大きいことを示し、人間の心の複雑さを垣間見せてくれます。

この記事では、面白くて奥深い心理学実験を通して、人間の心の仕組みや行動の裏側を紹介します。

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心理学の歴史

目に見えない「心」を扱う心理学。MiCORAY読者の方の中にも、興味がある方も多いのではないでしょうか。そんな方のために、まずは心理学の歴史について簡単に解説してみましょう。学問としての心理学が始まったのは、今からおよそ140年前からとされ、哲学や数学、物理学などの学問と比べると比較的若い学問に分類されます。

しかし「なぜ人は怒るのか」や「悲しいとはどういうことか」といった、いわゆる心の問題は古くから考えられており、古代ギリシャの哲学者プラトンまで遡るそうです。プラトンは<心=魂>と考えましたが、同じくギリシャの哲学者テオフラストスは、人類史上初めて人間を気質ごとに分類した人物として知られています。彼が著した著書『人さまざま』は、現代でも手軽に読むことができますので、関心のある方は読んでみてください。

その後時代が進み、現在の科学としての心理学は、19世紀後半にドイツの心理学者ヴントによって始められました。ヴントは実験によって人間の心のメカニズムを解明する実験心理学を提唱し、やがてそこからさまざまな心理学が派生します。

心理学の3つの大きな流れ

心理学の3つの大きな流れ

1.精神分析

1つ目は20世紀のはじめ、フロイトによって始められた精神分析が挙げられます。上述のヴントは人間の「意識」に注目して心を研究しましたが、フロイトの心理学は「無意識」を対象にしたのが特徴です。

現在、私たちは当たり前のように「無意識」という言葉を使いますが、これはフロイトの発見によります。フロイトは「無意識」の中にこそ人間の本質が宿っていると捉え、心のメカニズムの解明を追求し、研究成果を精神疾患の治療に取り入れました。

フロイト以降も精神分析の研究は続けられ、ビジネスの分野でも注目を集めるアドラーも精神分析の流れを汲んでいます。フロイトの無意識の発見は、物理学者アインシュタインの「相対性理論」と並び20世紀最大の発見の1つとも言われていますので、この機会にぜひ覚えておいてください。

2.行動主義心理学

2つ目はアメリカの心理学者ジョン・ワトソンによって提唱された行動主義心理学です。ヴントやフロイトは目に見えない「心」を研究対象としました。一方「心」という曖昧な考えを研究対象とせず、目に見える「行動」から人間の心を解明しようとしたのが行動主義心理学の最大の特徴です。目の前で起きている現実を分析することで、人間の心理的メカニズムにアプローチしたわけですね。行動主義心理学によって得られた研究結果は、現在でも「行動療法」として医療の分野でも用いられています。

3.ゲシュタルト心理学

心理学における3つの流れの最後は、ゲシュタルト心理学です。ゲシュタルト心理学は、人間の心を「全体として」捉えることに重点を置きました。たとえば、電光掲示板のような光の連続によって描かれる図形を想像してみてください。一つひとつは点滅しているだけですが、全体としては動いているように見える経験をしたことはありませんか?

人間の心の構造もこれと同じで、それぞれの要素が心を作り出しているのではなく、全体として見るべきだという立場がゲシュタルト心理学です。

そして現在では認知心理学や発達心理学、犯罪心理学から家族心理学など、その他さまざまな心理学が確立されています。MiCORAYが推奨するウェルビーイングの考えも、ポジティブ心理学によって裏付けされているものです。もし心理学に興味があれば、覗いてみるのも良いかもしれません。

心理学の面白い実験4選

心理学の面白い実験4選

ここまで心理学の歴史や流れについて解説しました。心のメカニズムの解明を目的とした

心理学には、ユニークな実験が数多く存在します。その中から今回は面白い心理学実験を4つ紹介します。

1.ローゼンハン実験

ローゼンハン実験とは、心理学者デイヴィッド・ローゼンハンによって行われた実験です。この実験の目的は「精神疾患の患者に対して、医師が正確に診断を下せるか」を調査したもの。実験内容は、精神疾患のフリ(幻聴などの症状)をした8名の偽の患者が精神病院への入院を試み、許可が降りるかどうかを調べるものでした。実験の結果、なんと8人全員に精神疾患が認められ、19日間に及ぶ入院生活に成功します。

その後、実験について病院側に知らせたローゼンハンですが、今度は病院側から「偽の患者を特定してみせる」と挑戦状を叩きつけられたのでした。この案を受け入れたローゼンハン。そして病院は新しい患者193名を診察し、最終的にその内の19人をローゼンハンが送り込んだ偽の患者と断定します。

しかし実際は、ローゼンハンは1人も偽の患者を送り込んでおらず「精神病院で正気と狂気を区別することは不可能である」こと、そして「人間の偏見や決めつけにとって、人間性を損なう恐れがあること」を明らかにしました。

ちょっと意地悪な実験ではありますが、たとえ専門家であっても偏見や偏りがあることが解明された心理実験です。

2.アッシュの同調実験

面白い心理実験の2つ目は、社会心理学者ソロモン・アッシュによって調査された同調実験です。実験では以下の手順が取られました。

8人の被験者が実験室に集められ、そのうち7人が「サクラ」で残りの1人が調査対象です。被験者には図1と図2の2つが提示され、図1には1本の線、図2には長さが違う3本の線が書かれています。8人の被験者は、図2の3本の線の中で、図1の線と同じ長さの線はどれかと聞かれます。アッシュは同じような問題を18問用意し、そのうち12問において7人のサクラに不正解を答えさせます。

すると興味深いことに、サクラ全員が正解を選んだ場合は被験者も迷わず正解を選ぶのに対し、サクラが不正解を答えると、被験者も不正解を選ぶ傾向が確認されました。

この実験の結果、サクラに惑わされず正解を答え続けた被験者は、全体の約25%に留まり、およそ75%が最低1度はサクラに同調するという結果が得られました。

いわゆる同調圧力にも通じる実験ですが、人間がいかに周囲に流されやすい生き物であるかを調査した実験でもあります。

3.ルージュテスト

人間の認知機能を調査した実験です。主に乳幼児を対象としており、子供の鼻に口紅をつけて、鏡に映る反応を調査したことからルージュテストと呼ばれています。鏡に映った像が「自分である」と認知できるのは知能の高い動物に限られており、人間の場合は18ヶ月をすぎると多くの子供がルージュテストに合格するそうです。
「鏡に映る自分が自分である」という、一見すると当たり前に思える現象も、認知機能の観点では、かなり高度な能力であることを解明したテストです。

ちなみに人間以外にも、チンパンジー、オランウータン、ゾウ、イルカなどでもミラーテストに成功しているそうですよ。

4.吊り橋効果

次に紹介するのは恋愛心理学の分野です。読者の方の中にも「吊り橋効果」という言葉を聞いたことがある方も多いかもしれません。実験はカナダのバンクーバーにあるカピラノ橋(固定橋)と吊り橋の2箇所で行われました。被験者は男子学生79人。1人で橋を渡って来た男子学生に、女子学生がそれぞれの橋の真ん中で実験に協力してくれるよう依頼します。

その際、女子学生は電話番号を書いた紙を渡し、紙を受け取った男子学生の数と、電話をかけてきた数に橋の違いで結果が異なるのかを調査しました。

その結果、紙を受け取った人数と橋の形状との相関関係は見られなかったものの、実際に電話をかけてきた人数と橋の形状の違いで関連が見られたそうです。

固定橋で紙を受け取った16名のうち、電話をかけた男子学生は2人。一方、吊り橋の場合は18人のうち半数の9名が電話をかけるという結果となりました。これを調査した心理学者のダットンとアロンは、揺れる橋を渡る緊張感により心拍数が上昇し、それを恋心と同一のものと解釈していると結論づけました。

この結果から、恋愛の初期段階ではドキドキする体験をした方が成就しやすいという話が登場し始めますが、実験の本当の目的は「魅力的な女性が強い恐怖を感じた男性にとってより魅力的に映るかを確認する」ことにあったそうです。

心理学を学んでみよう!

心理学を学んでみよう!

面白い心理学実験について紹介しました。しかし今回紹介した心理学実験は、数多くある実験のうちのホンの一握りにすぎません。人間の心はまだまだ謎が多く、現在でも世界中の研究機関で研究が進められています。少しでも心理学に関心のある方は、本記事を参考にして、心理学の世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。きっと新しい世界が待っていると思いますよ!

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