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【INTERVIEW】ママはもっと主役であって良い!料理研究科・カウンセラー・カフェオーナーなど、さまざまなジャンルで活躍

山口さき

ーーお名前と簡単なプロフィール・自己紹介をお願いします

さっきーさん:山口さきといいます。SNSなどではさっきーという名前でも発信していて、主人の仕事の関係で北海道や静岡に滞在したのち、2020年4月から東京で米粉発酵料理研究家、子育て心理カウンセラーの2つをメインとして活動しています。その他「ママとこどものつながるサロン」という料理教室やオンラインサロンも主催したり、商品開発や地域貢献活動団体にも携わっています。

さっきーさん自己紹介

ーーありがとうございます。色々やられてますね。他にも週に1度、ワンデーカフェを開いているとお聞きしました。それはどのような活動なのですか?

さっきーさん:モデルハウスを利用させていただいているのですが、モデルハウスって基本的には週末しかお客さんが内覧に来ないんですね。その代わり、地域の女性たちの出店の夢や、地域貢献を支援する場として平日は日替わりで貸し出していて、今年(2023年)の9月から毎週水曜日を私が担当することになり、そこで発酵調味料や米粉を使用したカフェをオープンしているという感じです。

ーーサプライズやイベントなども企画されているそうですね?

さっきーさん:はい。私は子供が生まれてから、月に1度「ママ会」を開催していたのですが、その中で「ママが主役になる機会ってなかなか少ないな」ということに気がついたんです。やはりママにとっては、どうしても子供が主役になりがちだなと。

なので、ママ同士でゆっくりお話ができたり、つながれる場所があれば良いなと思い始めました。その中で、ママの誕生日をお祝いする企画や、商店街の方々に協力していただき、「初めてのおつかい」のパロディーイベントなども開催しました。実際にプロのカメラマンさんを入れて、結構本格的に(笑)。

苦労を乗り越えた末にみつけた本当の幸せ。湧き出るチャレンジ精神

ーー本当に多方面でご活躍されているさっきーさんですが、ここまでの道のりには辛いこともあったそうですね

さっきーさん:中学3年生と大学生のときに病気で長期入院していたのですが、そのとき「毎日の当たり前は、当たり前じゃないな」と心から思ったんです。多くの人たちは、当たり前のように明日が来ると思っているかもしれないですけど、それは当たり前ではなくて、感謝すべきことだし、凄いことなんだよって・・・。

私は長女を妊娠する前に流産しているのですが、そのときも、命の尊さを心の底から感じました。でもだからこそ、自分を後回しにしがちなママの力になりたいと思いましたし、子供との時間を優先して、本当に自分がやりたいことを諦めてしまわないように、ママのサポートができればと決意したんです。

苦労を乗り越えた末にみつけた本当の幸せ。湧き出るチャレンジ精神

ーーさっきーさんの活動は、たくさんの女性の心に響いていると思います。さっきーさんが辛い経験を乗り越えられたのは、やはり周囲の助けがあってこそでしょうか

さっきーさん:そう思います。私はもともと何事も自分で解決するタイプで 、あまり落ち込んでいるところを人に見せないですし、ポジティブなイメージを持たれがちなんです。実際、普段は本当にポジティブですし、悩みや辛いことがあっても、なるべく出さずに過ごしてきました。

でも流産したときは、やっぱり1人では抱えきれないくらいショックで・・・。友達や家族にも報告していたんですけど、みんなが悲しむ姿を想像してしまって、また1人で抱えこもうとしていたんです。そんな中、友人たちは、私が相談しやすいように先に電話をくれたり、手紙をくれたりして励ましてくれました。主人も旅行に連れ出してくれたりとか、一緒にドライブに行ったりしてくれて。本当に周りの支えが大きかったと思います。

それと当時は北海道に住んでいたので、自然に触れることでリラックスできたのも良かったのかもしれません。主人と農園を借りて野菜作りもしていたので、穏やかに「今を楽しむ」ことに注力しながらエネルギーを高めていきました。そのおかげで、気持ちも前向きに切り替えられたし、生まれて初めて心から人に頼れた気がしました。そうするうちに心身が整えられて、ショックから抜け出せたのかなと思います。

今から振り返ると、赤ちゃんが命をかけて私の生活リズムを見直すきっかけや、命の尊さを伝えてくれたんだなと。この経験があったからこそ、健康や食、暮らしのリズムを見直す現在の活動が始まった気がしています。

こどもたち

ーー辛い経験を乗り越えたからこそ、現在のさっきーさんがあるのですね。さっきーさんが主催されている、米粉発酵のオンラインサロンもそうした経験から生まれたのでしょうか

さっきーさん:そうですね。最初は静岡でパン教室を始めたのがきっかけでした。でも当時は材料に小麦粉を使用していて、素材にこだわるというより「ママのための時短レシピ教室」として活動していたんです。その後、東京に引っ越すタイミングでコロナ禍の緊急事態宣言となり、教室のスタイルをオフラインからオンラインに見直す必要に迫られました。

それと同時に、小麦のパンだけでなく自分の学びも広げようと思い、私が以前から大切にしていた「ママと子供の未来につながる幸せを育む活動」をしていきたいと思い立ちました。当時はコロナ禍で家にいる時間も多かったので、健康に対する意識も高まっていたのですが、グルテンフリーとか日本古来の伝統的な調味料を大事にすることで、日々の暮らしや心身が整うのではないかなと思ったんです。

その後自分で調べて学び始めたら、その良さにどんどん惹かれて、どっぷりはまっていった感じですね。実践してみると、お通じが改善したり、肌荒れが治ったりなど、自分の心と体にも大きな変化が見られて「あ、これを伝えたいな」と思い、現在はメインの教室でも取り上げています。

ーー米粉にとても興味があるので、是非さっきーさんのインスタグラムを見させていただこうと思います。今後はオフラインでの活動も増やしていくのでしょうか

さっきーさん:その予定です。現在も週1回ワンデーカフェでは米粉と発酵のランチプレートをお出ししていて、デザートも基本的に米粉を使用しています。お料理もすべて発酵調味料を使ったものを提供していますので、それは今後も継続する予定です。

その他、醤油作りや味噌作りも教えていて、今まではオンラインで主催していたのですが、「時間と空間を丸ごと一緒に楽しむ」が私の教室のコンセプトでもありますので、原点回帰しつつ、オフラインでの活動を広げたいと思っています。

週1回ワンデーカフェの様子

今日という1日はかけがえのない1日。幸せな1日を積み重ねていきたい

ーーありがとうございます。ぜひ今後、MiCORAYとも一緒に何かできたら嬉しいです。さっきーさんはポップアップ出店などもされていますが、ママと子供の幸せや、挑戦を応援し合える社会を作るために、今後チャレンジしたいことがあればお聞かせください

さっきーさん:ありがとうございます。現在はクッキー缶の試作を始めていて、某有名百貨店でのポップアップの話も出ています。すでに日程調整している段階でして、実店舗での販売にもこれからさらに挑戦していきたいと考えているところです。周りのママさんに対して「自分を大切にして、自分がやりたいことをやりましょう」と言っておきながら、 私自身が挑戦しないのは説得力がないですもんね(笑)。

なので、これからもいろいろなことにチャレンジしていければと考えています。そのためにも、まずは自分自身が楽しく、わくわくしながら、自分の好きなことに挑戦し続ける姿を見せていけたらと思っています。

他にも、オンラインとオフラインを融合した新しい形の料理教室を主催したり、地元にアトリエを構えて、米粉発酵おやつの駄菓子屋さんの運営も近い将来に叶えたい夢として掲げています。そちらでも、ママさんや子供さんにとっての憩いの場を提供できたら嬉しいですね。

今日という1日はかけがえのない1日。幸せな1日を積み重ねていきたい

ーーこれまでのお話をお聞きしていて、さっきーさんご自身が常に幸せで、まさにウェルビーイングを体現しながら活動されていると感じました。最後に、さっきーさんが幸せだなと感じる瞬間をお聞かせください

さっきーさん:最近、とても大好きだった祖母が亡くなったんですね。祖母が亡くなったことはすごく寂しかったのですが、お葬式の当日は、みんな思い出話をしながら笑顔だったんです。もちろん、最後のお別れのときは涙を流したり、悲しかったり、胸に迫るものがありましたが、親戚みんなが「祖母との時間は楽しかったよね」と口を揃えて言っていました。

その光景を見たときに、私は「すごく幸せな空間だな」「幸せな最後の時間だな」と思ったんです。だから、自分自身も人生の最後に「幸せな人生だったな」とか「いい人生だったな」って、自分だけではなく、周りの人にもそう思ってもらえる人生を歩みたいなと改めて思いました。

1日1日の積み重ねが人生を作るし、1日をどのような感情で過ごすかで人生の質が変化していくと思うんですね。なので、1日の終わりに「今日も家族と幸せな時間を過ごせたな」とか、子供たちと「今日の良かったこと報告」をしたり、かわいい寝顔を見たとき、そして私自身もホッと安心して眠れることが、 究極の幸せなんじゃないかなと感じています。

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